FEATURE

01課程制

現5学科を5課程11コースへ

東京都以外のすべての道府県の人口減少、CO2の実質的な排出量をゼロにするカーボンニュートラルの実現。今、日本の社会や暮らしは大きく変化しようとしています。停滞は、衰退。もはや変わらないことは企業においてリスクであり、これからの時代は「社会の変化に合わせて、変化を起こし続けられるサスティナビリティ人材」の存在が必要不可欠なものになっていきます。

1991年の創設以来、システム思考を備え、総合的な観点から社会や自分の「あるべき姿」を見定め、変化を起こせる人材を養成してきたシステム理工学部。時代の大きな転換期を見据え、本学部もまた、2026年に同コンセプトをさらに進化、飛躍させることにしました。教育をアップデートし、社会をアップデートする。2026年4月、本学部は学科制を課程制に移行。複数分野の専門知識の修得を通して「自由な発想から物事の真理を見定め、分野を横断して解決手段を見出せる力」を育み、新たに導入する学際科目やモジュール制を通して「ニーズの変化が激しいビジネス市場に合わせ、学び続ける力」を培っていきます。

課程制をもっと知る

『課程制』と学科制の違い

学科制

特定の専門領域に特化した教育プログラム・体制です。学生・教員は学科に所属し、基本的には学科の科目群から履修し単位を取得します。

課程制

複数の専門領域を横断して学ぶことができる教育プログラム・体制です。学生はコースに所属し、教員は学部に所属するため、コースにまたがって授業を担当します。複合的な社会的ニーズに応じて、複数の分野にわたって科目を選択し、単位を取得することができるのが特徴です。

02学際科目

学修の起点づくり「学際科目」

「学際」とは、複数の学問領域にまたがることを意味します。「学際科目」は、道を見つけ出すための起点をつくる科目群です。
「キャリアデザイン」では、社会のいかなるステージで活躍したいのかを自ら描き出し、「SDGs」では、自らの学びが社会のいかなる課題と結びつくのかを知ります。「システム工学」では、分野を越えて複数の専門領域をつなぐための知識・技能・方法を学び、「アントレプレナーシップ」では、社会の課題を解決するアイデアを実現するための行動力を養います。自分と社会をつなぐ学修計画を立て、専門科目を広げる知識と方法を身につけ、自身の学びをアップデートしていく起点をつくります。

「学際科目」で分野横断型の学びを支え促進する

スワイプで全体をご確認いただけます。

03モジュール制

「〇〇できる」を意識する「モジュール制」

システム理工学部は5課程11コースで編成され、自らの専門分野の中心がコースです。各コースに設けられた科目は、「モジュール」と呼ばれる科目群で分類されます。モジュールとは、ある仕事をうまく進めるための能力「○○できる」を修得する専門科目のまとまりです。自身が所属するコース(主専攻)のみから履修し完成させる専門性の強い「主専攻型」、自コースと他コース(副専攻)にわたって履修し完成させる分野横断性のある「副専攻型」、あるいは留学を前提にしたモジュールを組み込んだ「主専攻(国際※)型」、教職課程を組み込んだ「副専攻(教職)型」など、自らの目的、好奇心に合った「○○できる」モジュールを自由に組み合わせて学修計画を立てることができます。モジュール制によって、従来の学科制では難しかった個性ある自由度の高い学びを実現します。
※国際プログラム:システム理工学部は、グローバル社会で活躍する理工系人材の育成に力を入れています。英語による科目履修、海外協定校への留学(半期以上)、英語による総合研究(卒業研究)によって学位を修める教育プログラムで、留学前教育も充実しています。

モジュールをもっと知る
主専攻型

モジュール例

組み合わせ例/目指せる将来像(一例)

健康・快適・安全、省エネ・資源の建築環境を計画できる建築設計・技術者(一級建築士)

主専攻(国際)型

モジュール例

組み合わせ例/目指せる将来像(一例)

高知能ロボットのプロダクト化など、国際的に活躍できるエンジニア

副専攻型

モジュール例

組み合わせ例/目指せる将来像(一例)

グローバルな視点から、スポーツを数理的に解析できるスポーツアナリスト

副専攻(教職)型

モジュール例

組み合わせ例/目指せる将来像(一例)

シミュレーションを用いて、未来を予期・予測し、社会課題を解決できる高校教員(情報)

04実学

システム理工学部ならではの特徴的な学び

システム理工学部では従来より、卒業後の国内外での活躍を見据え、実際に社会の課題を解決するための学び=「実学」を重視しています。さまざまなプロジェクトを通じて、課題の発見から解決までのプロセスを実践する、具体的かつ実践的な学びの機会が多くあります。課程制移行後はさらにこういった機会を充実させていきます。

※学科制での学修内容です。