プログラミング言語研究室(仮)

※今後着任予定

言語で進化を安全に

スマホアプリから社会インフラまで、私たちの暮らしはソフトウェアに支えられています。そうしたソフトウェアは、次々と求められる変更や機能追加の中で複雑性が累積し、しばしば開発・保守が困難になります。私たちはこの問題に対し、プログラミング言語という基盤から取り組んでいます。例えば、プログラムのバージョンの整然とした共存・切替を実現する多版プログラミング言語や、プログラムを実行する環境の変化への動的適応を実現する文脈指向プログラミング言語を、理論と実装の両面から研究しています。

学べる分野

プログラミング言語理論、形式手法、プログラム意味論、型システム、計算理論、コンパイラ構成、関数型プログラミング、論理と検証

社会のために

より安全で表現力の高いプログラミング言語を社会に提供することで、ソフトウェアの品質を根本から向上させます。これによりバグの少ない高信頼なシステム構築を可能にし、あらゆる産業におけるソフトウェア開発の生産性と安全性を高めます。

研究テーマ

  • ・安全なソフトウェア進化を実現する「多版プログラミング言語」の設計
  • ・状況に応じて振る舞いを変化させる「文脈指向プログラミング」の理論と応用分散・リアルタイム処理のための「リアクティブプログラミング」言語基盤の研究
  • ・プログラムの正しさを保証する形式的・静的解析手法の応用

主な授業担当科目

  • ・現代的ソフトウェア構築技法
  • ・モバイルプログラミング
  • ・ゲームプログラミング