環境ビジネス研究室(仮)
ウッパラット・コーワタナサクン(2026年度着任予定)
グリーンビジネスと循環経済で持続可能な社会をデザインする。
私たちの社会は今、「環境の時代」を迎えています。気候変動や資源制約といった課題に対応するためには、技術開発だけでなく、市場メカニズムを活用した新しいビジネスモデルが求められています。本研究室では、リーンビジネスと循環経済をキーワードに、企業活動と環境の関係性を分析し、持続可能な社会に資する仕組みを設計します。研究対象は、温室効果ガス排出量取引、再生可能エネルギー、ESG投資、環境配慮型製品・サービス、資源循環型産業(リサイクル、リユース、リマニュファクチャリング等)です。グリーンビジネスにはビジネスとしての難しさもありますが、日本の技術力や経験を生かすことで、世界をリードする可能性を秘めています。本研究室では、学生とともに政策・経済・技術の視点から総合的に学び、考え、実践します。
学べる分野
環境経済学、サステナビリティ学、ビジネスマネジメント
社会のために
研究成果は、企業や国際機関、政策当局に活用され、持続可能な開発目標(SDGs)の達成や低炭素・資源効率型経済への移行に貢献します。特に新興国やアジア太平洋地域に焦点を当て、実証的な研究を通じて持続可能なビジネスの可能性を探ります。
この研究室が取り組んでいるSDGs
・SDG 7: エネルギーをみんなに そしてクリーンに
・SDG 9: 産業と技術革新の基盤をつくろう
・SDG 12: つくる責任 つかう責任
・SDG 13: 気候変動に具体的な対策を
研究テーマ
- ・ESG投資とネットゼロ経済移行の相互関係
- ・サステナビリティ情報開示と企業パフォーマンス(タイの事例研究)
- ・新興市場におけるESG投資(東南アジア企業のケーススタディ)
- ・日本のエネルギー転換の経済・技術的分析
- ・国際食品貿易とフードシステムの脱炭素化
- ・ネットゼロ移行における重要鉱物とサプライチェーン課題
- ・カーボンニュートラル戦略における「誰一人取り残さない」アプローチ
主な授業担当科目
- ・Sustainable Business Practices
- ・環境・都市基礎演習
- ・環境ビジネス