医用機械工学研究室(仮)
※今後着任予定
生体周りの「物理法則」を理解し、医療技術の発展に機械工学技術で寄与
心不全、高血圧、動脈瘤等は血行動態と関連が深い病気であり、物理現象として理解が可能です。物理を人の役にたてる工学的センス(機械工学技術)を使って、本研究室では、医療機器/福祉機器の研究開発を行います。加えて流体工学を基盤として、血液の流れの解析による病変機序の解明や診断、治療法の研究開発を行います。これには機器の設計や製作、流れ場の計測、数値流体力学による計算、信号処理など様々な工学シーズが必要となります。
ものづくりや信号処理を通した医工学研究に興味がある方、血流の計測や解析手法に興味がある方は是非とも声をかけて下さい。一緒に機械工学の手法を用いて病気の治療や医療現場のニーズの解決に役立つ機器・技術の開発を行っていきましょう。
学べる分野
医工学、流体工学、機械工学、数値シミュレーション、流体計測、生体信号処理、人工心臓
社会のために
本研究室では、「機械工学・流体力学」の観点から生体システム・生体とつながる医療機器を理解し、そこで得られた知見を病気の予防や診断、治療、医療機器開発に役立てるための研究を行います。
研究テーマ
- ・血管病変の予防、治療に向けた血管内流れ解析
- ・流体音響解析に基づく機械学習法を用いた血管狭窄度推定
- ・流体可視化計測と数値シミュレーションを用いた血流音響解析
- ・人工心臓のスマート化に関する研究
- ・静脈血行動態のモニタリング技術の開発
- ・熱流体解析に基づく医療機器の至適設計
- ・ものづくり技術・工学技術を応用した通じた医療機器/福祉機器の研究
主な授業担当科目
- ・バイオメカニカルエンジニアリング
- ・機械力学
- ・機械設計製作演習
- ・医工学エレクトロニクス演習